和束堆肥の会

和束コンポスト学校

第3期 和束コンポスト学校

和束コンポスト学校は、地域の未利用資源を活用した完熟堆肥を自らつくることにより、有機農
業や肥料自給、地域の活性化について学ぶ場です。
全13回、座学と実習によって頭と体を使いながら学んでいきます。

「土づくり」とは何か、まずは農業用語や関連する言葉の共有からスタートします。
多様な微生物が多く含まれる完熟堆肥。
完熟堆肥を畑で施用することで、なぜ健康な「土づくり」ができるのかを考え実践していきます。

和束コンポスト学校では堆肥づくりの実習を多く取り入れています。
完熟堆肥づくりには知識はもちろん技術と感性が必要になるため、実習をとおして繰り返し学び
ます。
さらに実習圃場にて完熟堆肥を使った野菜を栽培し、「土づくり」の意義や実践を理解すること
ができます。

地球温暖化や環境保全の面から、農業に対しても環境に配慮した考え方や方法が求められるよう
になってきました。
土壌や河川、海はさまざまな生き物の間の「つながり」によって生態系が維持されています。
身近な環境に対する意識や農業の方法についても広く学んでいきます。

和束町の環境保全の取り組みとして、家庭から出る生ごみを完熟堆肥化するという循環型の地域
コミュニティづくりがあります(2024年1月現在で41軒)。
こうした実例の紹介や生ごみ堆肥の実習も和束コンポスト学校の特徴となっています。

完熟堆肥を使った野菜の栽培は有機農業の一つのやり方にすぎません。
しかし完熟堆肥をつくることで、環境に配慮した農業や地域内の循環型農業、地域コミュニティ
づくりなどに展開できる可能性をもちます。
その可能性を皆さんとともに発展させたいと考えています。

【対 象】

  • 新規就農を考えている方
  • 有機農家
  • 家庭菜園のレベルアップを図りたい方
  • 地域に根ざした活動をしていきたい方
  • 地域のごみ問題に取り組みたい方
  • 行政や企業の環境部門の方

【募集人数】最大10名(先着順)

【場 所】 〒619-1222

京都府相楽郡和束町白栖大狭間35
一般社団法人 和束町活性化センター内
わづカルチャー 和束堆肥の会

【受講料】 全13回  15万円(分割払い可)

*受講料に含まれない実費の特別講習や無料セミナーの予定もあります

【カリキュラム】

  • 基本土曜日に開講します。
    *日程につきましては受講生の皆様のご都合に合わせて変更いたします。
  • 毎回開始時に小テストを実施します。
  • 10回以上の出席及び修了テスト80点以上で修了証を発行します。
  • 座学に限りお休みの補講をオンラインで受講可能です。
  • 補講は2回まで無料です。3回目から1講座5,000円の追加料金となります。
  • 状況により内容が変わることがあります。あらかじめご了承ください。
  • 研修費は受講料に含まれますが、当日の食費・現地までの交通費は自己負担です。

【その他】

  • 毎回実習があります。作業しやすい服装で参加してください。
  • 水分補給、日よけ対策、長靴、手袋、レインウェア等は各自ご用意ください。
  • 昼食付き(アレルギーのある方はお申込みフォームに必ずご記入ください)
  • 作業道具は学校で準備します。
  • 駐車場完備。

【日時・内容(予定)】

日程講義10:00~12:00実習13:00~16:00
14/6(土)全体説明・自己紹介・用語解説【やさい①】 培養土・培養土づくり・畑実習(堆肥の使い方、種まき)
24/27(土)【堆肥①】 土の話、有機栽培について【やさい②】 育苗・堆肥の仕込み①(落ち葉堆肥)・畑実習(鉢上げ)
35/11(土)【堆肥②】 堆肥と肥料、発酵と腐敗、有機物のCNBM分類【やさい③】 夏野菜の栽培・堆肥の仕込み②(土ぼかし)・堆肥の切り返し・畑実習(夏野菜の定植)
45/25(土)【堆肥③】 堆肥の種類・分類【生ごみリサイクル①】 床材、1次処理・2次処理・床材の仕込み・堆肥の切り返し・畑実習(野菜の比較栽培)
56/8(土)【生ごみリサイクル②】 和束町の取り組み【やさい④】 野菜の輪作、野菜の分類(根菜・葉菜・果菜)・生ごみ処理ケースづくり・堆肥の切り返し・畑実習(果菜類の誘引)・緑肥の使い方
66/22(土)【堆肥④】 土壌微生物、発酵管理、堆肥の使い方・堆肥の仕込み③(生ごみ堆肥)・畑実習(野菜の管理、追肥)
77/13(土)・野菜と堆肥の腐敗テスト・pH検査・堆肥の切り返し・畑実習(野菜の管理、追肥)
88月【研修】 三重県松阪市(予定)【研修】 三重県津市(予定)
99/7(土)【堆肥⑥】 小さな規模の堆肥づくり【やさい⑤】 病虫害対策、秋野菜の栽培・堆肥の仕込み④(生ごみ堆肥/スタンドバッグ)・畑実習(秋野菜の種まき・育苗)
1010/5(土)【堆肥⑦】 堆肥づくりの問題と対策、堆肥舎の設計・堆肥の仕込み⑤(草質堆肥)・畑実習(秋野菜の管理)
1110/19(土)修了テスト対策・堆肥テスト・堆肥の切り返し・緑肥の使い方・畑実習(秋野菜の管理・収穫)
1211/2(土)修了テスト・床材の仕込み・堆肥の切り返し・踏み込み温床の設計
1311/16(土)【堆肥⑧】 身近な未利用資源のCNBM分類、地域の資源循環(発表)・行動計画発表

【講師紹介】

坂内 謙太郎

1975年 東京都出身。北海道大学理学部にて地質学を専攻する。大阪の製薬会社にて医療機器の開発・品質管理業務に従事。事業部解散に伴い、自らの技術を磨いて独立することを決意。
2012年 京都府南山城村にて新規就農し、主にトマトや加工品を生産する。
2020年 より2年間、堆肥・育土研究所(代表 橋本力男氏)のコンポスト学校スタッフとして堆肥や野菜づくりの指導を受ける。
ハト畑代表。コンポストアドバイザー。

松村 邦子

1971年 京都府出身。奈良芸術短期大学で建築インテリア学部を専攻。
建築業を経て花木販売・地方卸売市場に従事。
2013年 一般財団法人和束町活性化センター農園部門に入社。
和束茶を活かした商品開発、農業事業を展開。
2021年 堆肥・育土研究所(代表 橋本力男氏)のコンポスト学校を修了。
コンポストアドバイザー。
日本ハーブ振興協会PAH(プロフェッショナル・アドバイザー・オブ・ハーブ)資格を有する。

【お問い合わせ】

〒619-1222
京都府相楽郡和束町白栖大狭間35
一般社団法人 和束町活性化センター内
わづカルチャー 和束堆肥の会

電話:0774-78-3396 平日9:00~17:00

E-mail:wazuka-g@chagenkyo.com

担 当:松村邦子

【受講申し込み】

和束コンポスト学校受講お申込みフォーム(Google フォーム)」をご確認ください。